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素敵なカフェと、コーヒーのある暮らし。

オオヤミノルの『KAFE工船』で味わうネルドリップと「粋」/京都カフェ

オオヤミノルの『KAFE工船』で味わうネルドリップと「粋」

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せっかく京都に行くのだから、

最近自分でもはじめた「ネルドリップ」で淹れるコーヒーの美味しいお店に行きたい!なんて思っていて、調べていると、

 

以前購入した『BRUTUS 〜コーヒーの教科書2019〜』

の巻頭特集で載っていた、焙煎家オオヤミノルさんのお店が京都にある!

ということに気づき、

これは行かなければ!ということで

 

京都で20年、深煎りとネルドリップを基本にコーヒーを淹れ続けているお店という

『KAFE工船』

に行ってきました。

 

随所に「粋」を感じる素敵なお店で、

じっくりと時間をかけて淹れてくれる

ネルドリップコーヒーを味わいました。

 

BRUTUS(ブルータス) 2019年2月1日号 No.885 [おいしいコーヒーの教科書2019]

 

↑ 巻頭特集にて

「焙煎家・オオヤミノルと考えた。美味しい食後のコーヒーって何だ?」 

 

 

穏やかな空間と、居心地のいいカウンター席。

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地下鉄の出町柳駅から10分ほど歩くと、

この小さくて素朴な看板に

まさに僕の求めているネルドリップの絵が! 

 

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お店はテナントハウスの2Fの奥にあり、

なんだか隠れ家的なお店です。

 

そして、中に入ります...

 

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店内は暖かい照明の、穏やかな空間です。

カウンターが5席、そしてテーブルが1つあります。


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カウンター席へ。

なんだか、粋な小料理屋さんみたいな雰囲気がします。

 

個人的に、このお店のカウンター席はとても落ち着いて居心地がよかった。

古い友人とここへ来てじっくり語り合いたくなるような。

 

そしてここでお店の女性がネルドリップをしている様子を見ていたのですが、

時間をかけてじっくりとドリップしてくれていました。

 

一投注ぐごとにネルフィルターを持ち上げ、

全体に湯を浸透させている様子が印象的でした。

 

そんな、じっくりと淹れてくれたネルドリップコーヒーを、いよいよいただきます...。

 

美味しいコーヒーって何だ? (CASA BOOKS)

↑ オーナーのオオヤミノルさんの本。

コーヒー好きの人には興味をそそるタイトルです。

 

滋味深いネルドリップと「コーヒーのためのひと皿」

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ネルドリップで淹れてくれるドリップコーヒーは、

焙煎度と地域がわかるようなマップの載ったメニューから選びます。

 

それぞれの豆で、抽出量を

▪︎ こってり・・・30g→90cc

▪︎ あっさり・・・30g→180cc

の2通りから選ぶことができるのですが、

 

この比率を見る限り、

「あっさり」でも結構こってりそう!笑

 

ということで、

「中深ブレンド」の「あっさり」

を選びました。

 

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コーヒーはポットと小さなコップで提供されました。

これもなんだか粋で素敵だったんです。

 

以前訪れた名古屋の「Q.O.L COFFEE」でもこうして小さなコップで コーヒーが提供されますが、

 

改めて、

こうして一口一口少しずつ飲むことで

コーヒーを大事に味わうことができるなぁ

と感じました。

 

僕はお酒を飲まないのでわからないですが、

日本酒をとっくりでちょびちょび飲むような感覚にも少し近いのかもしれません。

 

コーヒーの味はというと、

蕪木祐介さんの言うところの「滋味深い」味で、

味わい深いコーヒーが味わえました。

 

やっぱり、「あっさり」でも僕にはじゅうぶんな濃さでした。

 

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そしてメニューを見て、思わず頼んでしまったのが、

この「コーヒーのためのひと皿」。

パンデピス、ブリー・ド・モー、カシューナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、枝付きレーズンがひと皿に乗っています。

 

考えてみれば、

お酒やワインには「おつまみ」があるけれど、

コーヒーにはない。

たまに付け合わせで小さなチョコレートなんかを提供するお店はあるけれど、

こういった盛り合わせのようなメニューは初めて出会いました。ここにも「粋」を感じます。

 

実際にコーヒーと一緒に味わってみると、

 

ナッツやレーズンはこれは合うこと間違いなしなんだけど、

パンデピスなんかも、ちょっとスパイスの効いた感じが

コーヒーの味の奥深さを引き立てたりなんかしていて、

色んなコーヒーの表情を楽しめました。

 

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↑ そうそう、ネルドリップ、自分でやってみると、とても面白いです。

ネルフィルターは繰り返し使うことで、愛着も出てきます。

少しだけ手間がかかるけど、それ以上に美味しいコーヒーが飲めます。

 

 

 

アクセス・営業時間

▪︎ アクセス

地下鉄「出町柳駅」から徒歩10分ほど。 

 

 ▪︎ 営業時間

11:00〜21:00

※ 定休日:火曜日 

 

 

京都でこだわりのコーヒーを味わおう。

京都は古都独特の空間、ロケーション、雰囲気や、コーヒーの消費量国内1位ということもあってか、

美味しいコーヒーが味わえるお店が多いです。

 

▪︎ Dongree

→座敷で味わう5種類のロースターのコーヒー。「京都らしさ」を最も感じられる場所だと思いました。

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▪︎ Light up Coffee

→鴨川の近くで、フルーティなコーヒーが味わえる。コーヒーを片手に鴨川沿いを歩きたい。

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今後も京都のお店、紹介したいと思います。

 

それでは、

明日もコーヒーとともに

心地よい一日を過ごしましょう。