Blue,Coffee &

素敵なカフェと、コーヒーのある暮らし。

蕪木祐介著『珈琲の表現』を読んで、ネルドリップをはじめてみました。

ネルドリップをはじめてみました!

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最近ではすっかり深煎りのコーヒーに魅力を感じ、

元々好きだったフルーティな浅・中煎りのコーヒーと同じくらい、

いやそれ以上に好きになってしまったかもしれません。

 

そういったこともあり、

普段コーヒーを淹れるのは基本的にHARIO「V60」ですが、

深煎りのコーヒーに関してはもっとじっくり淹れてみたいなぁと

思い立ち、ネルドリップデビューすることに決めました!

 

ネルドリップって、手間がかかるイメージがあり、今まで手を出さずにいたのですが、

やってみた個人的な感想としては、思っていたより手間を感じませんでした

 

それどころか、そういったちょっとした手間があることで、

これから繰り返し使っていくネルフィルターに愛着を感じたり、

一投一投、大切に湯を注いでいる自分に気づきました。

 

今回はそんな、ネルドリップデビューの一部始終を、

用意した器具参考にしたレシピ、その魅力を含めて、記録します。

 

*目次 *

 

 

蕪木祐介さん著・『珈琲の表現』を参考に。/ネルドリップの魅力

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ネルドリップを始めるのにあたって参考にしたのが、

偶然にも最近購入して読んでいた本、『珈琲の表現』です。

 

東京・御徒町にある『蕪木』 のオーナーである蕪木祐介さんが書いた本なのですが、

このお店ではネルドリップを使用してコーヒーを淹れており、

この本にはその魅力と淹れ方が紹介されており、その考え方はとても素敵です。

 

ネルドリップの魅力については、

コーヒー豆に含まれるオイル成分が多く抽出され、少しとろりとした滑らかな舌触りと、豊かな芳香を楽しめます。

片手でネルドリッパーを持ち、もう一方の手で湯を注ぐ。湯にゆっくり染み入りながら、重みを増していく感覚が直に手に伝わるのも魅力の一つです。

淹れ方で味が変わりやすく、

「その人らしい味わい」が現れやすい道具です。

ということが書かれていました。

 

その人らしい味わい...

いいですねぇ。自分らしい味わい、出せるようになりたい。

 

珈琲の表現

 

 

 

①ネルドリップをはじめるにあたって準備したもの 

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ネルドリップはネルドリッパーさえあれば淹れられるのですが、 

 

前々から気になっていた『ケメックス』が、サーバーの役割を果たしてくれれば、

一緒にに使いたいなぁと思い...

 

 調べてみると、どうやらケメックスもネルドリップのサイズに合いそうだったので、今回、思い切ってケメックスを一緒に買いました。

(実際、ぴったりでした!)

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HARIO (ハリオ) ネルドリップ ろか器 ウッドネック コーヒードリップ 1~2人用 DPW-1用 DFN-1 

 

 

CHEMEX [ ケメックス ] コーヒーメーカー 3カップ CM-1C 新生活 [並行輸入品]

 

 

 

②ネルフィルターの下準備

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買ったばかりのネルフィルターには糊や汚れが付着しているとのことで、

それらを取り除くために、コーヒー粉と一緒に20分ほど煮ます。

 

③蕪木さんのレシピで淹れてみました。そして感想。

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基本のレシピ(『珈琲の表現』蕪木祐介著)
粉量20g
抽出量120g
挽き方 中挽き
抽出時間目安2分
湯温90〜95℃

 

 

「湯にゆっくり染み入りながら、重みを増していく感覚が直に手に伝わる」

という魅力を感じるため、

はじめてのドリップは、

購入したケメックスは使わずに、片手にネルドリッパーを持ち、

片手でドリップポットを持って、ドリップをしました。

 

なるほど...なにか生きているものを扱っているような。

一投一投、丁寧に湯を注ぎました。

 

以下、『珈琲の表現』より、淹れる際の気をつけるポイント。

綺麗な抽出をするためには、中心部に静かに湯をのせていくイメージ。 

蒸らした後、湯を多く注ぎすぎると、濾過層も薄くなってしまうため、透過式抽出というよりも、しんし式抽出の色が濃くなり、その良さが発揮されない。

細かい泡が盛り上がってきた後は、その状態を保ち、あまり液面の浮き沈みがないように、一定の速さで注ぐのが目安。

  

そして、初のネルドリップで淹れたコーヒーが完成!

 

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初、ネルドリップの感想としては、

 

①ネルに愛着が持て、淹れている時間が至福...

一投一投丁寧に湯を注ぐ時間がとても至福でした。

使い捨てのペーパードリップとは違って、一つのネルをメンテナンスしながら繰り返し使うネルドリップは、きっと愛着が沸くことだろうと思います。

 

②「贅沢な」一杯を楽しめる

また、ペーパードリップとは違い、コーヒーオイルも取り除かれずに抽出でき、口当たりも少しとろっとするため、個人的にとても「贅沢に」感じます。

 

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2回目の抽出は、ケメックスを使って。

 

④ネルフィルターのメンテナンス

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抽出が終わった後は、

ネルフィルターをネルドリッパーから外し、

しっかりと洗い、冷水に浸して冷蔵庫で保管します。

 

まとめ

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ネルドリップをはじめてみて、

個人的に一番魅力に思っているのは、

 

淹れている時間がとっても至福だということ。

 

もちろん、通常のペーパードリップでも、コーヒーの香りを嗅ぎながら、

ポットの湯をコーヒー粉に少しずつ注ぐ時間というのは素晴らしいものです。

 

ただ、フィルターへの「愛着」を感じながらドリップできるというのは、やはり一度でフィルターを捨ててしまうペーパードリップでは味わえません。

 

自然と、一投一投を、大切に注いでいる自分にも気づきました。

 

そして、気になっていた「手間」も思っていたほどではなかった。

自分の中では、エスプレッソマシンでラテを作ることに比べれば、とってもシンプルに感じます。 

 

ネルドリップ、これからかなり愛用していきそうなので、

色々な豆、レシピを試していきたいと思います!

 

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最近では、サーバーに氷を入れて、急冷アイスコーヒーも楽しんでいます!

 

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これを機に、これからはネルドリップが美味しいカフェも探していけたらいいなぁ。

 

今まで訪れた名古屋のカフェの中では、

 

『パンダコーヒーロースターズ』で飲んだ

ネルドリップで淹れた「黒ブレンド」が美味しかったのが

今でも印象に残っています。

 

bluewhite0325.hatenadiary.jp

 

 また訪れて、黒ブレンドを飲みたい...

 

それでは、

明日もコーヒーとともに、

心地よく過ごしましょう。